「sailor-moon THE WAR」の世界



星暦10950年において、月・地球間の距離は約9900万km。
大気圏が密接に連結しており、念動能力を用いエアホールを通れば
単体での渡航も可能です。

月王国「シルバミレニアム」は27本の運河に沿い点在する45の都市を統治、
総人口は約30万人。内、約25万人が女性であり、更にその内念動能力に
優れた女性約5千人が軍属(戦士)となり、地球との交易を管理。
男性は主に生産・流通などの業務に携わっており、戦士・執政官などの
要職に就くことはありません。

月では念動能力に長けた女性が優位の社会が形成され、種族の違いから
念動力で月人に劣る地球人に対し有利な交易を強いています。

地球の総人口は約1億。陸地には無数の居住区が点在し、大きく12の
区域に分かれています。かつて12の王家が各々の領土を管理しましたが
月王国の侵略(月王国では「交易」と呼ぶ)が激化するにつれ6つの王国が
崩壊し、後に統合され「地球王」が制定されます。
その名の元に王立連合政府「ダークキングダム」が形成され、月王国と
対峙しています。

互いの文化圏の関係は次第に悪化し、戦争にまで発展します。
「sailor-moon THE WAR」は、その戦争の渦中にある一人の女性、
時の皇女「セレニティ」を描く物語です。この巨大な王の意思が、
やがて二つの星の文化に完全な破壊を導くのは歴史が示す通りです。

歴  史  年  表
星暦10901 第344回星間協議により不可侵条約締結。
月王国・地球連合政府の星交が断絶。
星暦10902 女王セレニティの第1子、セレニティ2世生誕。
星暦10911 セレニティ2世、第57代王女就任。
プリンセス・セレニティとなり、防衛会議に出席。演説を行う。
星暦10913 セレニティ、守護戦士候補生マーズと出会う。
星暦10914 セレニティ、マーズ共に王室顧問、プルートの元に預けられる。
星暦10915 ダークキングダム国王エンディミオン、地球連合政府総統府に就任。
星暦10930 セレニティ、従兄弟のヴィーナスと対面。
セレニティの推挙によりヴィーナスは王室庶務代行から王侯守護戦士となる。
星暦10934 マーズ、軍事教練を主席で卒業、セレニティの導きで軍には行かず王室に。
王侯守護戦士となる。
星暦10935 地方自治省からプルートの補佐のためマーキュリーが王室に派遣される。
星暦10936 ヴィーナス、マーズ、マーキュリーが王女直属の守護戦士となる。
セレニティは非公式に私軍を組織。辺境の流刑地域を非公式に視察し、
囚人ジュピターを守護戦士に抜擢。
星暦10938 ゲリラ的に展開される小規模の戦争を経て、月王国と地球連合政府は
緊張状態のまま膠着。両星で開戦の機会が頻繁に討議される。
星暦10941 地球連合政府が月王国に対し独立を宣言。事実上の開戦となる。
星暦10945 セレニティ、ヴィーナスを伴い地球を非公式に視察。
エンディミオンと出会う。(邂逅編)
星暦10950 セレニティ自らが率いてダークキングダム中央府に攻撃。
これを契機に、全面戦争を待望する世論が優勢に。(月編/地球編)
星暦10951 セレニティは王女らしからぬ執政や戦闘への関与を
長生院から窘められるも意に介さず、来る全面戦争に備え、私軍の軍議、
練兵に力を注ぐ。(開戦編)
星暦10952 この年から、全面戦争に突入。
エンディミオン率いる攻撃部隊が月王国に攻撃。
月軍は各戦地で総崩れとなり、一気に劣勢に。
これを受け、セレニティは第1大隊長サターンから総指揮権を剥奪。
自ら総司令官となり、セレニティの私軍は全て正規軍に編成される。
女王セレニティ崩御。王女セレニティが女王セレニティ2世となる。
星暦10961 最終兵器「銀水晶」発動により全面戦争終結。
両星の地表全域に壊滅的破壊が齎される。

inserted by FC2 system